Google Earth の航空写真/衛星画像の使用許諾とフェアユース原則について調べています。

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このホームページをご覧の方の中でも、Google Earth(マップ)を利用した経験のない方は皆無ではないでしょうか。
Yahoo!やMSNも同様のサービスを無料で現在提供していますが、その先駆けとなったGoogleの同サービスの登場時の衝撃はかなりものでした。
「こんな精細な地図情報や、それまで個人では手の届かなかった衛星写真まで、見るだけなら無料で利用し放題とは!いったいどんなビジネスモデルで…?」という感想を持った方も少なくはないはず。

この度、とあるご依頼から、あらためてGoogleの衛星画像(写真)を眺めています。
さて、これをたとえば印刷して加工・利用したいと思った場合、どういった許可や権利を得ないといけないのでしょうか?

実は、これにはすでにGoogle側では一定の見解を持っています。
それが、Google マップおよび Google Earth に関する使用許諾ガイドラインです。

この中で、「フェアユース (fair use)=公正な利用」というキーワードが出てきます。
ここでWikipediaを調べてみると以下の様な表現で説明されています(独自解釈で編集しています)。

「フェアユース (fair use) とは、著作権者の特別な許可を得ずに著作物を利用しても、4つの判断基準のもとで公正な利用(フェアユース)に該当するものと評価されれば、その利用行為は著作権の侵害にあたらない、と評価をされる(ことがある)。」

これはアメリカ国内の著作権法がらみのお話で、日本国内ではおそらくもっと厳しい解釈になると思いますが、おおむね、対価を得ない利用、公益となる利用などに合致する必要はあります。
そして、上の通り、「大丈夫な可能性」をGoogleは明示していますが、ひとつひとつ問い合わせるのは避けてくださいとのお願いも表示されています。
そのかわり、といってはなんですが、以下のとおり具体的な利用例に対する回答も用意されています。

◆具体的な使用例: 特に以下の用途での Google サービスの使用について多くのご質問が寄せられています。
http://www.google.co.jp/permissions/geoguidelines.html から引用

ガイドブックやその他の案内書: Google マップまたは Google Earth からの対象コンテンツを、明示的な許可を得ずに旅行ガイド、地図などの道案内の出版物で中心的な要素として使用することはできません。ショッピング エリアのプロモーション用小冊子内の 1 ページといった限定的な使用であれば、上記の一般的なガイドラインに適合すれば認められます。

請負業者や環境コンサルタントによる報告書の典拠資料: 上記の一般的なガイドラインに従い、かつ対象とする景観の分析が Google マップまたは Google Earth を使用して行われた場合は、印刷物に対象コンテンツを使用することができます。別の出版物の草稿、デスクトップ パブリッシング、または GIS アプリケーションにおいてさらに編集を加えるためなど、サービスと無関係の派生的な用途のために対象コンテンツを抽出することはできません。

サービスの使用を見せること: Google マップまたは Google Earth を使用している様子を見せることは、上記に定める適切な権利帰属表示を付ければ認められます。たとえば、サービスの使用法に関するチュートリアル、ニュース記事、API 実装の例示での使用などが考えられます。

学術利用: 論文や審査を受けた上で掲載される学術記事などにおいて対象コンテンツを発表する場合には、前述の「フェアユース」の概念も含め、適用されるサービス利用規約と本ガイドラインが適用されます。明示的な許可を与えるよう Google に求めることや、お考えのケースがフェアユースに該当するかどうかを Google にお問い合わせいただくことは避けてください。Google はそのようなことを判断する立場にありません

個人使用目的での個別印刷: Google マップおよび Google Earth には、印刷機能が組み込まれています。個人使用の目的であれば、使用許諾を受けることなく、これらのサービスを利用して対象コンテンツを印刷できます。

トレース: Google マップまたは Google Earth を、独自の地図やその他の地理コンテンツのトレース元として使用することはできません。

 

ネイヴルとして特に気になるのが、「環境コンサルタント~」、「学術利用」の二点ですが、現在の案件は「データを収集、再加工してあらたな成果物による事業を行うもの」でもありませんので胸をなでおろしています。
このあたり、成果物を含め、随時サイトに記載して第三者の客観的判断を仰ぐこともできるのでは、と考えています。

さらに、ネイヴルとして挙げておきたい関連キーワードとして「フェアトレード」があります。
これは明日のエントリーのネタにとっておきますね。

 

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